半日ツァーを利用してカンボジア・カンポットからボコー国立公園周辺を巡ってきました

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「Bokor」の表記揺れについて

英名は「Bokor」ですが、ボコー、ボーコー、ボコール、ボーコールなどのカタカナ表記が混在しています。ここでは、ボコーとして記載しています。

カンポットについて

カンボジア南部に位置するカンポットは、美しい自然と歴史的な建築が調和した魅力的な町です。静かな川沿いの風景、フランス植民地時代の建物、そして世界的に有名なカンポットペッパー(胡椒)など、見どころが豊富です。

プノンペンの喧騒を離れ、のんびりとした時間を過ごしたい方にぴったりの旅行先でしたね。そんなカンポットから出発したツァー詳細です。

ボコー国立公園の半日ツァー概要

ツァー名は、”Half day Tours Bokor National Park” で、主にカンボットから1時間程度の山頂付近にある、ボコー国立公園を巡るツァーです。

因みに、ボコー国立公園のある地はフランス植民地時代に避暑地として整備された高原とのことです。今は中国資本で大規模なカジノを建設中でした。

ツァー名にあるように半日観光で、8:30am出発、2:30pm~3:30pmまでのツァーと書かれていましたが、1:30pmにはホテルに戻ってきました。

ツァーはミニバンに、欧州人(クメ子:同行者のカンボジア女性(仮称))が何度か話していたがスモールカントリーで名前は忘れたと言ってた)の女子3人組と、私が写真を撮りあった一人旅のイギリス人男性、そして我々の計6名でした。16$/人です。

山頂に向かう道中にいた野生猿へのバナナやり、大きな大仏、古いお寺、古い教会、廃業したカジノや有名だったホテル、雨季には滝になる崖っぷちを巡るツァーで、小さなランチボックス、ミネラルウォーター、滝の入場料、英語話者のガイド(兼 運転手)が含まれています。

短パンで参加予定で着替えてたら、山に行くので寒いからジーンズにした方が良いとクメ子に言われ、ジーンズで参加しました。ですが、標高もそれほど高いわけでも無いので、短パンで参加した方が良かったかなと。

以下、巡った場所の写真です。早い時間帯では天気が少し残念でしたが、その後は概ね曇り晴れの天気でした。一応、山頂なので遠くが見渡せる絶景ポイントなどもありましたが、季節なのかPM2.5なのか霞んで遠くがキレイに見えなかったのが残念でした。

実は、ボコー国立公園にある見処については、日本語で説明されたサイトがほぼ無い為に、英語サイトなどから翻訳して簡単な説明文を追加しています。

野生サルへのバナナやり

カンポット ボコー国立公園(1)

山腹の道路脇にサルの群れがいて、途中で仕込んだバナナをドライバー兼ガイドがあげて、それを楽しむ的な感じでした。

ブラック・パレス

カンポット ブラック・パレス(4)

次に記載のロック・イエイ・マオ像の道路を隔てた反対側に位置しています。

カンポット ブラック・パレス(5)

「Damnak Sla Khmao(ブラック・パレス)」は、1936年にシソワット・モニヴォン王のために建てられたフランス植民地時代の王宮です。​この建物は、かつて王族の避暑地として使用されていましたが、現在は廃墟となり、苔むした壁や朽ちた構造が歴史の風化を物語っています。​周囲のジャングルに覆われたこの遺構は、訪れる人々に過去の栄華と自然の融合を感じさせる場所となっています。​また、近くには仏教寺院やロック・イエイ・マオ像などの宗教的・歴史的な名所も点在しており、観光客にとって魅力的なスポットです。​Damnak Sla Khmaoは、カンボジアの歴史と文化を感じることができる貴重な遺産です。

ロック・イエイ・マオ像 (Lok Yeay Mao Statue)

カンポット ボコー国立公園 ロック・イエイ・マオ像(2)

道路から少し上った先にあって、そのまま道路沿いに下りていくと、乗ってきたミニバンが待機していました。

カンボジア・カンポット州のボコール山頂(標高1,075m)に位置する「ロック・イエイ・マオ像 (Lok Yeay Mao Statue)」は、2012年に完成した高さ29メートルの巨大な坐像です。​この像は、旅人や漁師、狩人を守るとされるカンボジアの伝説的な女神「イエイ・マオ」を祀っています。​白い上衣、黒いスカート、黄色のスカーフを身にまとい、瞑想の姿勢で静かに座る姿が特徴です。​建設には約21万ドルが投じられ、厳しい山岳地の気候や輸送の困難さから、完成までに2年を要しました 。​この像は、周囲の自然景観と相まって、観光客や巡礼者にとって人気のスポットとなっています。​

カンポット ボコー国立公園 ロック・イエイ・マオ像(3)

ワット・サンポウ・プラム(Wat Sampov Pram)

カンポット ボコー国立公園 ワット・サンポウ・プラム(Wat Sampov Pram)(9)

「ワット・サンポウ・プラム(Wat Sampov Pram)」は、カンボジア・カンポット州のボコール山の山頂に位置し、1924年にシソワット・モニヴォン王によって建立されました。​その名は、寺院敷地内にある五つの平らな岩が帆船のように見えることから、「五隻の船の寺院」を意味しています。​この特徴的な岩は、地元の伝説や神話と結びついており、訪れる人々に神秘的な印象を与えます。​

寺院は、フランス植民地時代のリゾート地「ボコール・ヒル・ステーション」の一部として建設され、歴史的な背景を持っています。​クメール・ルージュ政権下で被害を受けましたが、その後修復され、現在も僧侶たちが修行を続ける現役の寺院として機能しています。​寺院からは、周囲のジャングルや海岸線、さらには晴れた日にはベトナムのフーコック島まで見渡すことができる絶景が広がります。​

また、寺院内には「幽霊の部屋」と呼ばれる場所があり、クメール・ルージュ時代に亡くなった人々の霊が宿るとされています。​訪れる人々は、ここで祈りを捧げ、過去の出来事に思いを馳せることができます。​このように、ワット・サンポウ・プラムは、歴史的・文化的な価値だけでなく、自然の美しさと神秘性を兼ね備えた場所として、多くの観光客や巡礼者に親しまれています。

カンポット ボコー国立公園 ワット・サンポウ・プラム(Wat Sampov Pram)(8)

ボコー山の山頂にあって海も見渡せました。(上の写真の2/3が海ですがわからないですね)ただ、先にも書いたようにモヤがあって遠くまでは見えなかったのが残念です。

古いカトリック教会(Church of Mount Bokor)

カンポット ボコー国立公園 古いカトリック教会(Church of Mount Bokor)(7)

廃墟の古い教会でした。ただ、内部も一応は原型はあります。

この教会は、カンボジア・カンポット州のボコール山頂に位置し、1920年代に建設されたフランス植民地時代の建築物です。​ロマネスク・リバイバル様式で建てられ、石とレンガを使用した堅牢な構造が特徴です。​クメール・ルージュ政権下でも破壊を免れた数少ない教会の一つであり、現在は廃墟となっていますが、カトリック教会による修復計画が進行中です。

Wikiに詳細な情報あったのでリンクを貼っておきます

「ル・ボコー・パレス(Le Bokor Palace)」ホテル

カンポット ボコー国立公園 ホテル「ル・ボコール・パレス(Le Bokor Palace)」(11)

かなり有名だったホテルのようです。現在は閉鎖されていますが、どうやら再開も予定されているようですね。映画のロケ地としても何度か使われているみたいです。

カンポット ボコー国立公園 ホテル「ル・ボコール・パレス(Le Bokor Palace)」(12)

「ル・ボコール・パレス(Le Bokor Palace)」、このホテルは、1925年にフランス植民地時代のリゾートとして建設され、カンボジア南部のカンポット近郊、標高約1,075メートルのボコール山頂に位置しています。​当初はフランスの上流階級や王族の避暑地として利用されていました。​

ホテルは歴史の中で数回にわたり放棄されました。​1940年代の第一次インドシナ戦争や1970年代のクメール・ルージュ政権下では、地域全体が放棄され、ホテルもその影響を受けました。

現在は閉鎖されています。

ポポクヴィル滝(Popokvil Waterfalls)

カンポット ボコー国立公園 ポポクヴィル滝(Popokvil Waterfalls)(13)

エントランスがあって入場料が必要みたいですが、私達はツァーだったのでツァー代金に含まれていました。

カンポット ボコー国立公園 ポポクヴィル滝(Popokvil Waterfalls)(14)

乾季だったので水量が無く残念でした。ここで、小さなランチボックスが提供されました。

カンポット ボコー国立公園 ポポクヴィル滝(Popokvil Waterfalls)(16)

「ポポクヴィル滝(Popokvil Waterfalls)」は、ボコール・ヒル・ステーションから北東約3マイル(約5キロメートル)の位置にあり、標高約1,000メートルの地点にあります。​滝は2段構造で、間に浅いプールがあり、雨季には特に水量が増して見応えがあります。 ​

「ポポクヴィル(Popokvil)」という名前はクメール語で「雲が渦巻く場所」を意味し、山頂付近の霧や雲が立ち込める幻想的な風景に由来しています。​この滝は1920年代から1930年代にかけて、フランス植民地時代の避暑地「ボコール・ヒル・ステーション」の宿泊客に人気の観光地でした。​1965年には手頃な価格のバンガローが設置されましたが、1972年にクメール・ルージュがボコール高原を掌握した際に破壊されました。 ​

カンポット ボコー国立公園 ポポクヴィル滝(Popokvil Waterfalls)(15)

ボコー国立公園の半日観光のルート

ホテル前でピックアップでしたが、ログを取り忘れていて、野生サルにバナナを購入した場所からになっています。片道ルートです。帰りは、ポポクヴィル滝より途中休憩無しで帰りましたが、1時間程度かかりました。

カンポット ボコー国立公園 ルート(18)

川の対岸からボコー山を望む

カンポット ボコー国立公園 ルート(17)

海辺のビーチのように見えますが、川洲の砂浜です。白いパラソル左の少し尖った山がボコー山だとクメ子が言ってました。グーグル・マップを掲載しておきます。

セミリタイアして旅する人のブログ

2024年春から1年のうちの半分以上、東南アジア(主に、カンボジア・ベトナム・タイ・フィリピン・インドネシア)のどこかでウロウロしています。昼はオシャレカフェでラップトップを開いて(できる)ノマドワーカーのふりをして、夜はナイトスポットでヘロヘロと酔っぱらって、夜職嬢にたかられているバーコードオヤヂです。
バーで働くブスカワ夜職嬢を誘って少し離れた観光地などにプチ旅行することがマイヘイバリット!
◆フィリピン特化ブログ( kix2philippines.com

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