はじめに
X(旧Twitter)で思わせぶりな書き方をしてすみませんでした。恐らく大方の人は、「あいつ、海外で変なセービョーにでもなったんだろ!?ざまー!メシウマx2w」という期待を胸に、光速でここに飛んで来たことでしょう。
期待を裏切って申し訳ございませんが、(仕様的に残念ですが愛おしい)下半身中央部の我が息子は、今日も元気にピンピンしております。残念でしたね。
実は、冗談抜きで命を落としかねない「エコノミークラス症候群(静脈血栓塞栓症)」になってしまいました。
どこの国へ行くのも格安航空会社(LCC)の狭い座席に家畜のように詰め込まれて移動していますから、まさに成る可くして成った病気です。
「どぉせジジィの病気だろ?」と思っているそこの若いあんちゃん。これ、現役アスリートやピチピチの男女でも血管が詰まる恐ろしい病気です。あなたの命を守るため、数分だけ読んでいってください。決して損はしませんから。
帰国後7日目:左足に「違和感」という名の時限爆弾

正確には5日目くらいから、左足のふくらはぎに小さな違和感がありました。「あー、また寝てるときにこむら返りでもしたかな?」と呑気に構え、自分でゴリゴリ揉みほぐしていました。(※これが後に判明する超絶NG行動)
ところが数日経っても治らない。「あれ?」と思い、ジムの鏡でじっくり見てみると……
- 右足:シュッとした通常モード
- 左足:膝からくるぶしまでパンッパンの泥付き大根モード
明らかに左右のサイズ感がバグっていました。この時点では、原因も何の病気かもさっぱり分かりませんでした。

※これはイラスト化したものですが、左足が大きいのがわかると思います
とりあえずAI(愛人)に聞いてみる
「膝から下までパンパンに腫れてるけど、これ何?」と、私がサブスク課金で貢いでいる愛人(AI)のGeminiちゃんに問うと、返ってきたのは愛の告白ではなく「今すぐ整形外科へ行け!」という非情な督促でした。
そのままジムから整形外科へ直行します。とりあえず、整形外科の鉄板レントゲン検査を実施しましたが素人目にも問題はありません。レントゲン検査は異常なし。
筋肉をほぐす薬(エペリゾン塩酸塩)、痛み止めの薬(ロキソプロフェンNa錠)、胃薬(レバミピド錠)を10日間分出しておくので、様子を見てくれと言われ、そのまま帰宅しました。
先生からは「これらの薬で様子見て」と言われましたが、診断中にボソッと一言。
「……これ、血管系かリンパ系かもしれないねぇ~」と…
その呟きにビビり散らかした私は、帰宅後即座にネットで検索。翌々日に下肢静脈瘤の専門クリニックを予約しました。
足の検査:私の血管、大渋滞
専門病院では、レントゲンやMRIこそ撮らなかったのですが、血液検査や血行検査をフルコースで受けた結果、下された判決は……
「エコノミークラス症候群です(確定)」
先生に「最近、長時間同じ姿勢でした?」と聞かれ、前回の旅行ルートを思い返して絶句しました。
- 地元空港 ⇒ (VIA)セントレア
- (VIA)セントレア ⇒ (VIA)ホーチミン
- (VIA)ホーチミン ⇒ プノンペン
- プノンペン ⇒ バンコク
- バンコク ⇒ クラーク
- クラーク ⇒ エルニド
- エルニド ⇒ クラーク
- (マニラまでバス移動)マニラ ⇒ (VIA)シンガポール
- (VIA)シンガポール ⇒ ジャカルタ
- ジャカルタ ⇒ (VIA)成田
- (VIA)成田 ⇒ 地元空港
1トリップで11回も空を飛んでいました。私の血管、もはや年末年始の関越道ばりに渋滞していたようです。病院で買わされた医療用ストッキング(11,308円)が高すぎて血栓が飛びそうになりましたが、背に腹は代えられません。
amazonで検索したら3,000円くらいで似たような物が売ってました。検査費用、11,440円で、処方された薬(2,980円)は、皮膚の痛みや炎症緩和の塗り薬(ジクロファナックNaゲル)、ツムラ疎経活血湯(漢方)、血栓防止(リクシアナOD錠)でした。総額、25,728円でした。あひゃひゃ!
リクシアナOD錠が、最も有効な薬みたいです。しかし、この薬そのものには血栓を溶かす成分は入っていないとのこと。じゃぁなぜ、この薬が有効かといえば、この薬を飲んでいると血栓を肥大させない状態で、自身の自浄作用で血栓を溶かしていくらしいです。※尚、この薬のデメリットは、もしもケガをした場合に血が止まりにくい事らしい。
後は、買わされた高額の医療用ストッキングです。これは、血液を逆流させない効果があるとのことです。
エコノミークラス症候群とは?
以下の4つの単語をセットで覚えておいてください。
- 深部静脈血栓症(DVT): 足に血の塊(爆弾)ができる状態
- 肺塞栓(PE): その爆弾が飛んで肺に詰まること(=死)
- 静脈血栓塞栓症(VTE): 上記2つの総称
- エコノミークラス症候群: 俗称。つまり「血管の詰まり」
足で作られた血の塊が、血管を通って肺に到達し、そこでドカンと詰まると即・天国行きです。なので、発症した後に無理に揉んだりして血栓が飛べば自殺行為に等しい!(←ここ重要)
そういえば、帰国後に数時間だけ息苦しかった記憶が……(冷や汗)。
降りた後の対策・予防
- 歩き出す前に: 座ったままで足首を回し、ポンプ機能を起動させる。
- 水分補給: 利尿作用のあるアルコールやカフェインを避け、水を飲む。
- ネット通販を活用: 病院で保険適用外の高いストッキングを買わされる前に、3,000円くらいのやつを常備する。
機内でできる体操

厚生労働省 エコノミークラス症候群の予防のために
常用はしていませんが、念の為にED薬との関連を聞いたら、これによる因果関係はないそうです。
どれくらい同じ姿勢でいれば危ない?
4時間以上が目安とされているようです。今回JALマイルの特典でジャカルタのスカルノ・ハッタから直行便で帰国(7時間から8時間)しましたが余裕で該当しますね。
フライト後にどれくらいで発症するのか?
多くのケースでは、飛行機を降りて歩き始めた直後や、到着した空港内、あるいはその日の夜(宿泊先など)に発症します。
数日から1週間程度、血栓が次第に大きくなって発症する場合があります(←ワタシのケース)専門機関の情報では、帰宅・到着から1〜2週間後に発症するケースも報告されています。
飛行機を降りた後に倒れる主な原因とメカニズム
- 血栓の移動: 長時間のフライト(特に4時間以上)でふくらはぎの静脈に血栓が形成されます。
- 起立・歩行: 飛行機を降りて立ち上がり、歩き始めたことで、足の血管に滞留していた血栓が血流に乗り、心臓を通って肺へ移動します。
- 肺塞栓症の発症: 血栓が肺の血管(肺動脈)を塞ぎ、急性呼吸困難や心不全を引き起こし、失神・突然死します。
危険な前兆症状
以下のような症状がある場合は、すぐに医師の診察を受けてください。
- 片方の足の腫れ・痛み・むくみ(特にふくらはぎ)(←ワタシのケース)
- 突然の息切れ、胸痛、動悸、咳
- 冷や汗、不安感
日々気をつけること
血液サラサラ活動に励みましょう。トマト(無塩トマトジュース)、玉ねぎ、酢が有効です。※ただし、処方薬(リクシアナ)を飲んでいるときは「納豆」がNGになるので注意!納豆菌が薬の邪魔をします。
次回のフライトからどぉするか?
- 長時間フライトの座席は通路側死守: 1時間に1回は徘徊して運動する。
- アルコールを控える: 無理かもしれないが、努力はする。
- 水分をこまめに補給する: 乾燥した機内ではそれだけで水分が奪われているらしい。
- 着圧ソックス着用: ネット通販でポチった膝下タイプを愛用する。
有効なリンク先
まとめ
長時間のフライト後、足が腫れたら迷わず病院へ。放置すると「死」がマッハでやってきます。エコノミークラス症候群ですが、ファーストクラスでもビジネスクラスでも発症した人はいるようです(笑
飛行前、飛行中、飛行後の適切な対応で予防できる病気です。
それと、ワタシのX投稿が暫くストップしたら、「あっ、アイツ、とうとう血栓飛んだな!」と思っていただいて構いません。
最後までお読みいただき、テリマカシー!サマサマ!





