はじめに

ネットで時々内職をしながら2年数ヶ月前から、ざっくりと1ヶ月間を日本で暮らし、2ヶ月間アジア各地で飲んだくれている、エセノマドワーカーです。
某民泊サイトで知り合った「現地のオバちゃん」とWhatsAppを交換し、高層階コンドで安価に滞在できるようになった事から、アジア放浪中の約4週間をジャカルタで滞在しています。(1セット = 3ヶ月)で、4回/年がサイクルですから約4ヶ月余りをジャカルタで暮らしている事になります。
まさか、ジャカルタ近くの火山(アナク・クラカタウ山)が大噴火し、火山灰の影響でスカルノハッタ国際空港がクローズしてインドネシアから出国できず、その期間中に観光ビザ(B1ビザ)の30日リミットが過ぎてしまうとは…
そんな顛末記を、覚書として残しておきます。
尚、スカルノハッタ国際空港がクローズしたのは、2026年9月6日1:30amから8日0:30amのおよそ2日間で、私のオリジナルフライトは、6日1:50pmのベトナムエアライン[T3]のジャカルタ発(ホーチミン・トランジット)の成田行きでした。
第一報のきっかけ
のほほんと、ジャカルタ滞在の終盤を楽しんでました。地元の友人達とやり取りしているLINEグループで「そう言えば、今ジャカルタだよね?噴火の影響は無いの?」なんてメンションがあって、「あれ?そうなの?知らないけど…」
なんて、やり取りしたまま終わってました。
空港が閉鎖された事をXで知る

朝起きてXを眺めていたら、どうやら帰国日の9:30amまで、スカルノハッタ国際空港が火山灰の影響で閉鎖になっているとのポストを見かけます。自身の乗るホーチミン行きフライトは1:50pmなのですが、空港へ向かう時間帯ではベトナムエアラインからは何のメールも到着していません。なので、「まぁ大丈夫だろう?」と、この時点では考えていました。
欠航日初日(DAY1)9月6日

少し早めに空港に到着して、チェックインカウンターのスタッフが来るのを待っていましたが、その後のXのポストで、更に空港クローズが延長された事を知ります。
この時点で、今日の帰国は諦めました。
チェックインカウンター前にエアラインスタッフが来たので「欠航ですか?」と問えば「イエス」の返事があり、「私の今後のフライトはどうなる?」と聞けば「リ・スケジュール(以後、リスケ)のメールが到着するはずなので、そのメールを待ってください」と言われ、空港でAgodaアプリを立ち上げて空港近くの安ホテルに1泊しました。
だって、翌日には帰国できると思っていたから…
その夜の0:00am過ぎに、当日の便にリスケされたメールが到着してました。
欠航2日目(DAY2)9月7日

スカルノハッタ国際空港の閉鎖は続いているようでしたが、ベトナムエアラインからのその後のメールもありません。※詳細までは覚えていませんが、数時間おきに閉鎖リミットは延長されていました。
一応、スカルノハッタ国際空港のウェブサイトも見ていましたが、当日の朝まで空港が閉鎖されているとの情報はアップされていたものの、その閉鎖時間を過ぎているのにアップデートの続報もありません。
なので、またしても空港に行って直接確認するしかありませんでした。
ベトナムエアラインのカウンタースタッフが到着するのを待って今日のフライトの運航可否を聞くと、「今日も欠航」だと言われます。「えっと、私の観光ビザは今日で期限切れになります。AIに聞くとエアライン発行の欠航証明書を貰う事が重要で、この証明書が無いと出国時にオーバーステイ状態になり、1 Juta(Rp1,000,000≒9,000円)/日でペナルティが発生するようなので、今、発行してください」と拙い英語で必死で訴えます。
スタッフが口を揃えて言うには、「このような噴火等の特別な時は欠航証明書が無くても大丈夫です。問題ありません。最長で30日間の猶予があります」と…
ホンマかいな?でも「わかりました。私は貴女達を信用します」と伝え、「改めてのリスケ・フライトの再メールはあるのか?」と問えば「はい、待っていてください」と言われました。もうドローカルな場所だった空港近くのホテルは諦めて、少し遠くて往復のお足代が高くなるけど、夜遊びメッカのホテルをまた空港からAgodaで予約して、Gojekでホテルへ向かいます。
滞在延長3日目(DAY3)9月8日

いくら待ってもその後のメールは到着しません。電話をすればいいかも知れませんが、恐らく繋がらない。もし奇跡的につながっても、対面なら聞き取れる英語でも電話口だと難しい。これはフィリピンで何度も経験しているので、やっぱり空港へ向かうしかない。
起きた時点で既に開港している事はXで知っていたので、「メールが来ていないのは手違いで、実は席があるのでは?無くても空席待ちで乗れるかも?」と、超楽観的な希望を持って空港に向かいます。
この日に予約した乗客が何事も無くチェックインしているのを横目に「チッ!」と舌打ちし、左手にチェックイン以外のカウンターが設けられていたので、そこで「メールが来ていない。今日帰国したいが乗れないか?」と問うと「満席です」と、あっけない答えが返ってきます。そして、「明日も明後日も満席だと思います」と…
もうベトナムエアラインは諦めて別の航空会社で帰ろうかな?とも思い、「ところで私の予約番号は生きてますか?調べられますか?」と問い待っていると、「はい、大丈夫です。存在しています」とのこと。なら「今ここで別日でスケジュールを確定してください」と言うと「ここではできません」と言われ、スマホのスクリーンショットを見せられて、緊急時の連絡先メールアドレスと電話番号を告げられます。自身のスマホでそれを撮影して、近くの椅子に座り、リスケされたメールを転送して「私のこのフライトを直近の空きのある日に変更してください」とメールします。
そして、念の為に空港のインフォメーションカウンターで、30日の観光ビザが切れていることを告げ「ベトナムエアラインでは証明書は必要ないと言われたけど、そうですか?」と聞くと、「はい、大丈夫です」と…
「心配なら、ベトナムエアラインのオフィスに行って確認してください」と言われ場所を聞き、別棟のオフィスに行くも電気が消えて誰もいませんでした。
一応はビザ絡みの心配事は払拭されましたが、実はイミグレーションに行くまでわからないのは承知していました。だって、空港スタッフには何の責任もありませんから…
メールを受け付けた旨のシステム的な返信はありましたが、リスケのメールの着信は24時間位かかったはずです。そのメールにはリスケされた暫定のスケジュールがあり、「これで良ければ、直ちに返信して確定してください」とあったので速攻で返信します。
日付を見ると、9月11日に振り替えられていました。つまりは、3泊の追加滞在がこの時点でほぼ確定しました。
滞在延長4〜5日目(DAY4〜5)9月9日、9月10日

「確定して下さい」と返信して、正式なeチケットが到着したのが、やっぱり24時間後でした。やっと、帰国が確定したことになります。
でもって、ジャカルタをエンジョイしますw
滞在延長6日目(DAY6)9月11日

チェックインを済ませ、肝心のイミグレーションに向かいます。一応、顔認証ゲートで出国を試みますが、赤いランプが点灯しゲートが開きません(当たり前か?)。アハハ。
で、有人のイミグレーションに行くと、やっぱり ”ハイ、ドーゾ!” とはならず「貴方は英語は理解できますか?」と問われ「少しなら」と返事をすると、「欠航の証明書は持ってますか?無ければオーバーステイになって料金が発生します。いいですか?」と、まくしたてられます。
「えっと、ベトナムエアラインのスタッフは『今回のような特別な時は欠航証明なしでも出国できる』と言っていました。そして空港のインフォメーションスタッフに聞いても『証明書は必要ない』と言われました。なので、私は欠航証明書は貰っていません。必要ならまだ十分に時間はあるので戻って書類を準備してきます」と伝えます。すると、「なら、欠航時のオリジナルのチケットは持ってますか?見せて下さい」と言われ、9月7日にリスケされたスマホのeチケットを見せると、巨漢の女性イミグレスタッフはおもむろに立ち上がって「フォローミー」と言い、歩いていきます。
行った先は、突き当たりにある入国管理事務所でした。そこの前で待っていると巨漢のイミグレスタッフが出てきて、「ノーペナルティです。ここで、もう暫く待ってて!」と言い残し窓口に戻っていきました。

※余談ですが、先に居たインド人風の男性は、20日間オーバーステイしていたみたいです。
15分ほど待ったでしょうか?事務所から男性スタッフが出てきて名前を呼ばれ、パスポートとチケットが返却されました。「そのままゲートに行って良いか?」と聞くと「オッケー」とのことだったので、プライオリティパスラウンジに直行しました。
そこでパスポートを開き記念になる記載やスタンプを期待しましたが、普通に出国スタンプが押されただけでした。インドネシア入国が8月9日、ビザの期限が9月7日まで、出国が9月11日なのでノービザで4日間滞在した事になります。一応エビデンスです(笑)

空港クローズの顛末まとめ
ベトナムエアラインと電話で話せる英語のスキルがあれば、これほどバタバタしなかったでしょうね。
スカルノハッタ国際空港オフィシャルサイトで最新情報が取得できなかった事に加えて、ベトナムエアラインからの遅延・欠航に関する情報もウェブサイトに掲載されていなかったし、タイムリーにメールで取得できなかった事が今回のドタバタになってしまいました。勿論、こんな事は人生初ですし…
スカルノハッタ国際空港のフライト情報は、オフィシャルサイトで確認できましたが、空港閉鎖のアナウンス時間内でも、一部のエアラインはディレイ表示のままだったりして混乱してしまいました。
空港閉鎖の最新情報は、X検索の英名で “Soekarno Hatta” と検索すると、BBS等のニュースサイトから最新の空港閉鎖などのリミット時間の取得ができました。おかげでスカルノハッタのスペルは一生忘れないでしょうね。
火山は “Volcano”、火山灰は “Volcanic ash” です。火山はぼんやりとは覚えてましたが、これらの単語も一生忘れないと思います。
空港へは、都合3往復半も通うハメになり結構な出費になりました。
確か、JAL便は9月8日も欠航していたと思いますが、そのアナウンスはXに早々にポストされていましたね。流石に日本のクオリティです。
20数年間フィリピンには7月、9月、11月に往復しています。日本側、フィリピン側の両方で台風リスクがありますが、台風での欠航にあたったことは無く、5時間位のディレイだけが自慢でしたが、まさかインドネシアに行き始めて2年余りなのに噴火で5日間も足止め食らうとは思ってもみませんでした。
今後会う友人には、「いやぁ、まいっちまったよ。インドネシアの噴火で日本に帰れなくってよぉ〜、しかもビザまで切れちまって不法滞在者になっちまったわ!」って、暫くドヤります。
クレジットカードでの欠航・遅延で何か補償はないのか?と思って、課金中のGemini君に聞いてみましたが、「地震・津波・噴火は約款で全て明確にダメだと書かれます」的な返答だったので、その後は調べていません。
これ、マジでどこかの会社員がお忍びの短期旅行でジャカルタに来ていたら、完全に詰んでますよね。ほぼ無職で良かった!www
最後までお読みいただき、テリマカシー!




